建具・床・壁クロス
2020年4月2日 公開
Q.玄関ドアの開閉する速さを調整する方法を教えてください。
玄関ドアの開閉スピード調整
玄関ドアの開閉スピードの調整は次の手順で行います。
- ドアの動作が気になる場合はドアチェッカーを調整してください。
- ドアチェッカーのスピードの調節は“第1速度調節弁”“第2速度調節弁”“第3速度調節弁”の順に分けて行います。
- 調整弁を右(時計回り)に回すと閉まりが遅くなり、左に回すと速くなります。
ドアチェッカーの調整
ドアは2段階のスピードで閉まります。閉まる手前15度ぐらいまでを“第1速度区間”そこからドアが閉まるまでを“第2速度区間”といいます。
調整弁が1つ
- ひとつの調整弁で第1速、第2速ともマイナスドライバーで調整します。
- 第1速はネジを右に回すと遅くなり、左に回すと速くなります。
- 第2速は第1速調整後、その位置からの微調整で行います。ネジの目を縦に近づけるほど速くなり、横に近づけるほど遅くなります。
調整弁が3つ
- 左吊元ドア(屋内から見て蝶番が左側にあるドア)は第1速が右上の調整弁、第2速が右下の調整弁、第3速が左下の調整弁です。
- 右吊元ドア(屋内から見て蝶番が右側にあるドア)では上下が逆になり、第1速が左下、第2速が左上、第3速が右上の調整弁となります。
- 調整弁をプラスドライバーで調整します。右に回すと速度が遅くなり、左に回すと速くなります(回し過ぎると途中で動かなくなることがあります)。また、ドアチェッカーは油圧で動作するため、気温によりスピードが変わりますので適宜調整してください。
調整の順序
調整は第1速度、第2速度、第3速度の順に行います。なお第3速度(ラッチングアクション)はドアが閉鎖位置手前2度付近まできた時点で素早く閉める機能なので、第2速度より遅くすることはできません。
バックチェックの調整方法
風などによる急激な扉の開きを油圧により制御します。バックチェック調整弁をドライバーで少しずつ回して調整します。右へ回すと遅くなり、左へ回すと早くなります。
※バックチェックを強く効かせ過ぎた場合、ドアが強風であおられた際に扉本体にねじれが生じ、ドア面材にしわが発生したり、ドア蝶番付近やクローザーアーム部が破損する恐れがあります。バックチェックを強く効かせ過ぎないようにご注意ください。
注意事項
※調整弁をゆるめすぎると、ドアクローザ内部の油が吹き出す恐れがあります。