防災・防犯

2021年8月23日 公開

Q.雷による被害が心配です。家でできる対策はありますか?

雷を防ぐのは不可能だからこそ、できるだけ対策をしておきましょう!

天候が不安定になる時期に心配なのが雷です。雷は自然災害ですので、予測して回避することはできません。
屋外にいるよりは家の中にいるほうが安全ですが、家に直接落雷したり近くに落雷すると様々な被害が発生する可能性があります。
「雷なんて当たるわけがない」と思わずに、しっかりと雷による家への影響と対策を知っておきましょう。

家に起こりうる、雷による被害



雷が落ちるときに、電線などの高所にあるものには瞬間的に高い電圧がかかり過電流が発生します。この現象を『雷サージ』と呼びます。この雷サージが電源線や通信回線、アンテナなどを通って家の中に侵入することで様々な被害が発生します。

落雷による停電

よく一瞬だけ電気が消えて、すぐに復旧するということがあります。これは、長時間停電が起こるのを防ぐために電柱や電線に雷が落ちると、電線は自動的に電気が流れる経路を一瞬遮断するため、短時間の停電が起きます。
しかし、雷が落ちて送電設備が損傷してしまうと、長時間続く停電が起きてしまいます。突然の停電に備えて、事前に懐中電灯などを手に取りやすい場所に置いておくと安心です。

物品・電化製品の破損

雷が家のすぐ近くに落ちた場合、家の屋根や窓ガラスなど家屋そのものを破壊したり、火災を引き起こしたりすることがあります。
また、家の中に雷サージが侵入することによって、コンセントやケーブルで電源が繋がっている電化製品は壊れてしまう可能性もあります。

感電のリスク

家の中でも、水道管や排水管などの金属管を通って雷サージが侵入することもあります。雷が鳴っているときの入浴や水まわりでの家事はできるだけ控えたほうが安心です。

家でできる!雷による被害を防ぐ対策とは?

■ 電源プラグを抜く・ブレーカーを落とす

雷によって大きな電流が流れ込むことで、電化製品の故障や火災が発生するおそれがあります。とくにパソコンやテレビはコンセントと通信回線の2つが外部とつながっているものが多いため、雷の電流が流入しやすく、被害も多くあります。
雷が鳴り出したらコンセントから電源プラグを抜きブレーカーを落とすのと併せて、ネット回線のケーブルも同様に抜いておきましょう。また、電気機器にアースを取り付けることで電流の多くを大地に流すことができるので、故障や感電のリスクを最小限にできます。

■ 避雷器を設置する

避雷器は、雷による巨大な電圧を抑制して電化製品を守ります。たこ足延長コードの電源タップに内蔵されている製品もあり、電流の流入経路になりそうなところへ設置することで電流の流入を防ぎます。
インターネット回線やテレビアンテナなどにそれぞれ対応した避雷器を取り付けましょう。
また、分電盤に避雷器を取り付けることで、電流の流入経路別に避雷器を取り付けなくても電気機器を守ります。ただし、取り付けには電気工事が必要になるので、電気工事会社などに相談しましょう。

■ 感電しないよう金属部や水回りから離れる

水道管や窓など、屋外と金属が繋がっている部分は雷の電流が家の中に流入し、感電の原因となる場合もあります。家の中での感電を防ぐため、触れないように注意しましょう。
コンセントに繋がってる電化製品、電話線に繋がっている電話器などからも離れているとより安全です。

■ 蓄電池・太陽光パネルを設置する

蓄電池はいわば充電式の大きな乾電池。停電時に自宅に設置していれば、貯めておいた蓄電池の電気を使うことが出来ます。
併せて、太陽光発電と連携することで、停電時日中は太陽光発電で創った電気を使い、夜間は蓄電池に貯めた電気を使うことができ、停電が長引いた場合に安心です。普段は、太陽光発電で創った電気を使いながら蓄電池に貯めて、余った電気を電力会社に売電。夜は日中に貯めた電気を使えるので、電気代の削減に役立ちます。

 >>停電時に備える!!『太陽光発電非常用コンセントを使う方法』と『蓄電池の使い方』をご紹介

 

 


蓄電池・太陽光パネルの設置もお受けします!お気軽にご相談ください。


CONTACT

お問い合わせ

お電話またはメールフォームからお問い合わせください。

アフターサービス
修理・補修・お手入れのご相談

ファミエス事業部
診断・リフォーム・お困りごとのご相談

ページトップへ