衛生

2021年4月20日 公開

Q.梅雨の洗濯物の臭いや湿気が気になります。良い対策法はありますか?

梅雨の時期に悩むのは『室内干し』対策

梅雨に入ると、どうしても部屋の中で洗濯物を干す機会が多くなります。梅雨の時期の室内干しで気になるのは、洗濯物の臭い・部屋の中の湿気 などが考えられます。臭いの原因は洗濯物について増殖した雑菌。梅雨の時期は日照に期待できませんから、「温度」「湿度」「風」を上手くコントロールして早く乾かすことができれば、雑菌の増殖も防ぐことができます。
そこで今回は、【梅雨の時期の洗濯のコツ】と【洗濯物を早く乾かす方法】をご紹介します。

梅雨の時期の洗濯のコツ

■ 1回の洗濯物の量は控えめに

何日も洗濯物を洗濯せずに放置していると、洗濯物についている雑菌が増殖してしまいます。それに1回の洗濯量が多いと乾くのが遅くなり、臭いが発生しやすくなります。
洗濯量の多いご家庭でも、室内干しの時期はまとめての洗濯は控え、回数を分けて1回の量を減らしましょう。

■ すすぎにはお風呂の残り湯は使わない

洗うときは残り湯の温かさが洗剤の酵素を活性化させる効果もありますが、すすぎに残り湯を使うとお湯の汚れが洗濯物に移り、雑菌が繁殖して臭いが発生してしまいます。
なるべく水道水を使い、どうしても残り湯を使いたいという方はせめて最後のすすぎのときは水道水を使うようにすると良いでしょう。

■ 汚れをしっかり落とす

念入りに汚れを落としたい場合は、洗濯機に入れる前に汚れの気になる部分を手で洗っておいたり、洗濯洗剤のほかに酸素系漂白剤を少し使うなどをすると効果的です。ちなみに、室内干し用の洗剤には酸素系漂白剤が含まれているものも多いので確認してみましょう。

■ 洗濯槽の汚れを専用洗剤や漂白剤などで落としておく

臭いの原因は洗濯物ではなく、洗濯機の場合もあります。せっかく綺麗になった洗濯物にカビや汚れが付着してしまったら元も子もありません。洗濯が終わったらフタを開けておいて中の湿気を取り除き、1~2か月に1度は専用の洗剤を使って洗濯槽を洗うように心がけましょう。
また、お風呂の残り湯を使うと雑菌やカビが繁殖しやすい環境になりやすくなってしまいますので、残り湯を使う場合は最後のすすぎのときには水道水を使うようにしましょう。

洗濯物を早く乾かす方法

■ 洗濯物の隙間をあける

家族が多い・お子さんがいるなどの理由で洗濯物の量が多いと、つい隙間なくぎっしり干してしまいがちですがそのままの状態で放置していると、乾ききらない部分に雑菌が増殖してしまい、臭いの原因となってしまいます。十分に間隔をあけてあげることで風通しがよくなり、早く乾かすことができ、臭いの対策になります。
また、カーテンレールに洗濯物を掛けて干すと洗濯物が斜めになり、カーテンに接触して湿ってしまい、カビが発生する要因になります。洗濯物を干す際は、折りたためるタイプの室内干し用のスタンドや、天井から吊り下げるタイプのものを使うと良いでしょう。

■ 部屋の換気と風通しを良くする

窓を開けて換気したり風で空気を動かしてあげると、湿った空気が同じ場所にとどまらず洗濯物を早く乾かすことができます。
悪天候の日や外出時で窓を開けておくのが難しい時は以下のアイテムを上手に使い、換気や風通しをよくしてあげましょう。

 扇風機・サーキュレーター

室内干しの場合は風通しの良い場所を選ぶだけではなく、扇風機やサーキュレーターを併用して積極的に風の流れを作ったり、洗濯物に風を直接当てることで早く乾かすことができます。
冬場は気温が低くなり洗濯物が乾きにくくなるので、エアコンを使って部屋の温度を上げると良いでしょう。それに伴い、暖かい空気は上にたまっていくので、扇風機やサーキュレーターで上にたまった空気を床のほうに移動させましょう。

 除湿器

洗濯物が原因で部屋の湿度が上がり、窓や壁に結露ができてしまうと湿気で部屋が傷んでしまいます。そうなる前に、除湿器を使うことをおすすめします。
また、洗濯物を早く乾かすためにはリビングなどの広い場所ではなく、狭い場所であるお風呂の脱衣所などを閉め切って除湿器を使うと、効果的です。

 浴室乾燥

お住まいに浴室乾燥機が付いていればもちろん、浴室乾燥がついていないご家庭でも、洗濯物をお風呂場に吊るして換気扇を回して、更に扇風機も当てると早く乾かすことができます。
ただし、湿気のある浴室ではなく、日中や朝方などの浴室が乾いた状態のときに使いましょう。

■ 乾きにくい衣服は裏返して干す

「乾いたと思っていたけれど、ポケットや縫い目の部分だけ湿っている」といった経験をされた方も少なくはないのではないでしょうか。ポケットや縫い目の部分などは布が分厚くなっているため、裏返して干すことで布が分厚くなっている部分に直接風を当てることができ、早く乾かすことができます。

■ できるだけ高い位置に干す

湿った空気は下に下がるといわれています。また、洗濯物は上から乾いていくので、下の風通しをよくすることで、全体を早く乾かすことができます。
特にフードがついている服を逆さに干した場合、低い位置に干すとフード部分の風通しが悪くなり、乾くのが遅くなるということにもなりかねません。室内干しをするときに注意してみると良いでしょう。

■ 洗濯物の下に新聞紙を敷く

洗濯物を干した下に新聞紙を敷くことで、下に下がった湿気をとることができて洗濯物を早く乾かす助けをしてくれます。洗濯物を早く乾かすために直接関わることではないですが、洗濯物の周りの湿気を取ることができ、湿気で部屋を傷めるのを防ぎます。

干す場所や湿気でお困りの方は、お気軽にご相談ください!

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