健康

2021年3月1日 公開

Q.花粉症で悩んでいます。家でできる対策はありますか?

室内に「持ち込まない」と「徹底除去」がキーワード

花粉症が辛い時期でも、家の中では少しでも快適に過ごしたいですね。
日々の暮らしの中でできる事として、ぜひ以下の対策をお試しください。

そもそも花粉症とは?

 花粉症とは、植物の花粉が原因となって起こるアレルギー性疾患のことです。アレルギーを起こす原因植物の花粉「アレルゲン」が、人が呼吸をすることで鼻や喉から体内に侵入し、主にくしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみなどの症状が起こります。

花粉の種類ごとの主な症状と飛散する時期

・スギ花粉

日本で最も多い花粉症の原因です。主に鼻水・鼻詰まりの他、目や喉に症状が出るケースがあります。飛散時期は2月~3月。飛散量が国内で最も多く飛散距離が長いので、この時期の花粉症対策には注意が必要です。

・ヒノキ花粉

スギ花粉の次に多い花粉症の原因です。症状はスギ花粉と同じです。飛散時期は3月~5月。スギ花粉と同様に飛散距離が長く広範囲で飛散します。

・シラカバ花粉

主な症状は鼻水・目のかゆみ・くしゃみなどがあります。飛散時期は4月~6月。

・イネ花粉

鼻や目に症状が出るケースが多いです。飛散時期は5月~6月。飛散距離は100mほどと短いです。しかし稲刈りシーズンの時には花粉が舞い上がるので注意です。

・ブタクサ花粉

スギ、ヒノキに次いで多い花粉症の原因です。花や目の症状の他、喘息の原因にもなる可能性があります。飛散時期は8月~10月。飛散距離はとても短いため、ブタクサに近づかないことが重要です。

室内でできる花粉症対策

■ こまめな掃除で花粉を浮遊させない

室内に侵入した花粉は、しばらく空気中を舞った後に床に落ちます。そのままにしておくと再度室内を浮遊してしまうので、それを防止するためにもこまめな掃除は欠かせません。空気清浄器やエアコンにそういった機能が付いているものを活用するのも効果的です。

■ 花粉の入り口をガードする、外からの侵入対策

屋内に花粉が入り込む場所といえばやはり「玄関」と「窓」です。この2か所にしっかり対策を施して、花粉をシャットアウトすることが大切です。

【玄関の花粉対策】

玄関にマットを置いているご家庭も多いかと思いますが、実は、この玄関マットは花粉が蓄積しやすく花粉症にはあまり良くありません。特に花粉の飛散が激しい季節は、玄関マットの使用は避けた方が良いでしょう。代替として、長めののれんや網戸を設置すると花粉の侵入予防になり効果的です。また、帰宅したらドアはしっかり閉めましょう。

【窓の花粉対策】

花粉の飛散が特に多い日や時間帯には、極力窓は開けないようにします。窓を開ける際はレースカーテンを付けておくと、室内への花粉の侵入を減らすことができます。花粉対策用のカーテンを用いるのも効果的です。また、カーテンは定期的に掃除機を掛け、日頃からカーテンや網戸に花粉防止スプレーをするなどしてメンテナンスを心がけると良いでしょう。換気口部分からも花粉が侵入してくる場合がありますので、不織布を付けるなどの対策をしましょう。

■ 洗濯物や布団は干し方に注意

花粉の飛散が特に多い日は洗濯物や布団を外に干すのは避けましょう。外で干す場合は取り込む際に花粉を払い、そのまま室内に花粉を持ち込まないように気を付けます。花粉を払う際は布団たたきなどで叩くのではなく、ブラシなどで丁寧に花粉を払いましょう。

■ 部屋の整理整頓をして静電気対策も

室内に花粉がたまらないような環境作りを心掛けましょう。静電気が起こりやすいパソコンやテレビの汚れを定期的に取り払い、花粉の季節には特に物を増やさないようにしましょう。また、直接床に物を置いたりしないように整理整頓を意識することも大切です。

■ 部屋の湿度に注意

花粉症対策としての室内は、大気の花粉を抑えられる湿度である40~50%にキープしましょう。人の皮膚や粘膜を乾燥させすぎないのにも適切な湿度です。

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