衛生

2020年6月15日 公開

Q.梅雨に入り、カビの増殖が気になります。どのような対策をすればよいでしょうか?

ポイントは換気・通風・湿度のコントロールです。

カビの予防と退治のカギを握るのが、換気と通風と温度のコントロールです。
けれども一筋縄ではいかないのが、カビの手強いところ。例えば換気扇を設置する場合でも、風の流れをしっかり考慮して取り付けなくてはいけません。
さらに、家を改装しようとして壁紙を剥がしてみたら、下地も壁紙の裏も一面カビで真っ黒!などということも決して珍しくはないのです。
つまり、いったん根づいてしまったカビの退治は、専門の業者に依頼するのがもっとも手っ取り早く、もっとも確実な方法だといえます。

カビは見えないところで増殖中?

ジメジメとしたこの季節、気を付けたいのが住まいの「カビ」。
アレルギーや病気の原因となったり、ダニのエサとなったりと、まさに百害あって一利なしの存在ですが、キッチンや浴室など水まわりのカビは目に見えやすいために対策も施しやすいもの。
これに対して注意が必要なのが、居室やクローゼット、押し入れの中でジワジワと増殖している「見えないカビ」です。気がついたら、大繁殖したカビに囲まれて暮らしていた…などということのないように、早期発見・早期対策を心がけましょう。以下では、部屋ごとに注意すべき点をまとめましたので、ご参考にしてください。

和室
■ 畳の下の押し入れ内の「ニオイ」をチェック!

畳を持ち上げてカビのニオイがしないかチェックしてみましょう。その際に、ニオイチェックをするまでもなく、畳の裏側がカビだらけだったというケースも少なくありません。また、京壁の表面に黒っぽい斑点状のシミがある場合は、カビが繁殖している証拠です。同時に押し入れの中のニオイや状態もチェックしましょう。
これらのカビの原因の多くは床下の湿気です。そのため、カビくさいなと感じたり、実際にカビを発見したら、床下換気扇や乾燥剤の設置が効果的です。

■ 和室での洗濯物の「室内干し」はNG!

リビングや寝室などと比べて、和室はあまり使わないというお宅も多いでしょう。
だからといって、和室で室内干しをするのは厳禁!使用頻度の少ない和室は室内干しをすることで部屋の湿度がさらに上がってしまうためです。
いったん生えたカビを退治するのは困難で、壁の上塗りを剥がして塗り直すが一番の早道といえます。

子供部屋
■ 北側や部屋の隅の壁に要注意!

大切な子供たちの健康を守るためにも、子供部屋のカビには注意したいもの。けれども現実には他の居室と同様、壁紙を剥がしてみたら下地がカビで真っ黒…というのもよくある話です。
特に北側の壁や、部屋の隅の壁に多く見られます。さらに、ベットや家具に接した壁にも要注意。これらのカビは、壁面の断熱不足と風通しの悪さによる結露が主な原因のため、まずは壁面の断熱リフォームが必要です。
同時に、換気・通風・湿度のコントロールにも十分配慮しましょう。

クローゼット
■ スペースに余裕を持たせた収納を!

クローゼットは扉を閉め切っていることが多いため空気の流れが悪くなりやすく、最悪の場合カビの温床になってしまうことも。特に、外壁に面したクローゼットは、結露や湿気の被害に遭いやすいことを頭に入れておきましょう。
お気に入りの一着をカビから守るためのポイントは「洋服をぎっしり詰め込まない」こと。また、換気扇を設置して、空気の入れ替えができるようにするのも効果的です。

湿度コントロールのポイントは「壁」!

カビ対策の3つのポイントのうち、「湿度コントロール」に大きな威力を発揮するのが「壁」のリフォームです。その理由は壁の面積の大きさにあります。たとえば6畳の部屋の場合、床面積が約10㎡であるのに対し、壁の面積は約25㎡にも及びます。つまり、これだけの面積を占めている壁にどのような材料を用いるかによって、室内の環境も大きく左右されるというわけです。

おすすめ商品:湿度コントロール効果に加えて脱臭効果も!話題の壁材「エコカラット」

お住まいをリフォームされる方の間で、ここ最近、「エコカラット」が大変人気を集めています。「エコカラット」とは、微細な孔を持つ原料(粘土鉱物など)を焼成した内装壁材のこと。
室内の湿度が高くなると、この孔が湿気を吸収して湿度を下げ、逆に湿度が低くなると、湿気を放出して潤いを与えます。
さらに、脱臭効果や有害物質吸着効果にも優れ、室内環境をつねに快適かつ健康的に整えてくれます。
またインテリア性も高く、上質で洗練された空間づくりにも貢献します。

カビ対策リフォームもお気軽にご相談ください

それぞれの空間や箇所、状況に合わせて最適なプランをご提案いたします。
カビ退治の鉄則は「早期発見・早期対策」です。少しでも気になったら、まずはお気軽にご相談ください。

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