サニタリー

2024年6月14日 公開

Q.洗面所がいつも湿気でこもっています。換気方法を教えてください。

洗面所(脱衣室)の湿気対策をして、家を守りましょう。

洗面所(脱衣室)は水まわりの中でも湿気が溜まる条件が揃いやすく、湿気に関するトラブルが起きやすい空間です。日常的にジメジメしていると、その環境に慣れてしまうため放置している人も多いですが、住まいを長持ちさせるためにも、洗面所の湿気にはなるべく早く気づき、適切なメンテナンスや対策を行いましょう。

そこで今回は、洗面所の湿気の原因と対策方法をご紹介します。

洗面所の湿気の原因とは

洗面所はなぜジメジメしやすいのでしょうか。まずはその原因について確認しましょう。

水を使う空間

家の中でも、洗面所・浴室・トイレ・キッチンは水を使う空間で、水まわりと呼ばれます。
水まわりは常に水分がある状態になりやすいため、水分が蒸発して湿度が上昇しやすいのです。

方角の問題

家の中で、日が良く当たり、風もよく通り、乾燥するための条件が揃う方角には、リビングや寝室などの居室が配置されます。
対して、水まわりと呼ばれる空間は、北や西などの日当たりが少なく、風通しも悪く、湿気が溜まりやすい方角に配置されることが多いのです。

浴室に隣接して作られていることが多い

洗面所は入浴のための脱衣室として浴室の隣に作られていることが多いため、浴室からの湯気や水分が流入して湿度が上がります。

濡れた物が放置されやすい

洗面所には濡れた洗濯物やバスマット、雑巾などが長時間放置されることがありますよね。濡れた物から蒸発した水分が空気中に放出される際に湿度が上がるのです。

乾燥機がある

乾燥機は濡れた洗濯物を乾燥させるために、稼働中は常に周囲へ水分を放出することになります。

ジメジメ解決!洗面所でできる4つの湿気対策

洗面所がジメジメする原因や、それに伴う症状について確認したところで、洗面所の湿気の悩みを解決する4つの対策方法をご紹介します。

対策① 十分な換気をする

ジメジメが気になる空間は、多くの場合、十分な換気ができていません。十分な換気をするためには次の方法が効果的です。

・洗面所に窓がある場合は日中のうちに1~2時間以上は開け放つ時間を確保する
・換気扇がある場合は24時間回しっぱなしにする
・浴室の換気扇は24時間回す

換気扇がついていても、換気扇の換気能力が十分でない場合もあります。洗面所の換気扇はもちろんですが、続きで浴室が作られている場合には、浴室の換気扇や浴室乾燥機の換気能力も確認し、必要に応じてお手入れをしましょう。

対策② 水分を含んだ物を放置しない

洗面所がジメジメする原因として、水分が放置されやすい環境であることをお伝えしました。水分を放置しないためには次のことを心がけましょう。

・濡れた洗濯物は長時間放置しない
・濡れた物は換気扇を回して浴室に置く
・バスマットを珪藻土などの速乾性のあるものにする
・洗面化粧台、洗濯機周辺の漏水がある場合はすぐに対処する

日常的に水分が放置されない環境づくりをしましょう。

対策③ 入浴後に注意

浴室の隣に洗面所が作られてる場合、入浴後には大量の水分が洗面所に流入する恐れがあります。入浴後は特に、次のことに気を付けて行動しましょう。

・換気扇を止めない
・湯船にフタをして、浴室全体に冷水のシャワーをかけてから出る
・浴室の扉を開けっぱなしにしない

入浴後に限らず、浴室の扉は開けっ放しにし続けないことをおすすめします。

対策④ 部屋の隅に除湿機を置く

換気を十分に行ったうえで、特に湿気が溜まりやすい部屋の隅に除湿機を置くことも効果的です。定期的に確認し、水が溜まったらすぐに交換しましょう。

湿気対策とともに、カビやにおいの対策も!

湿気が溜まりやすい収納に注意

洗面所がジメジメしていると、収納内部にも湿気が溜まり、カビが生えたり収納している布類が湿気を吸ってしまうことがあります。収納内部は次のように、湿気対策を行いましょう。

・物を詰め込み過ぎず、空間をあけて収納内部の通気を良くする
・収納扉や引き出しを1日1時間程度開け放つ
・除湿剤を置く

パジャマやタオルなどの布製品用の収納内部に入れる除湿剤は、調湿効果と消臭効果を持ち合わせた炭や珪藻土ボールなどがおすすめです。

湿気が原因のにおいだけでなく、それ以外のにおい対策も

洗面所がジメジメしていると、においが気になることも多いですよね。湿気が原因で起こるにおいもありますが、配水管から発生するにおいもあります。換気を行うだけでも、においの対策になりますが、意識的に他の対策も行うことで、洗面所はより快適になりますよ。

・月に1度は配水管の掃除を行う
・週に1度はホコリの除去を行う
・メーカーが定める頻度や方法で洗濯機の手入れを行う

ジメジメした空間といえば、連想されるのはカビではないでしょうか。カビは、洗剤カスやホコリなどをえさにして発生・増殖しますので、におい対策も兼ねて、洗面所の掃除はこまめに行えるといいですね。

リフォームをご検討してみても

洗面所や隣の浴室を思い切ってリフォームすることも効果的です。その場合、次のことを意識して洗面所・浴室のリフォームを行うと、更なる効果に期待できます。

・内装材を調湿効果のあるものにする(調湿クロス・珪藻土・調湿タイル・無垢の木質材など)
・床材をCFシート・ビニールタイル・タイルなどの水分がしみ込まない材質にする
・サッシをペアガラス・樹脂サッシ・二重サッシなどの結露が発生しにくいものにする
・換気扇を設置する
・浴室の床材を乾きやすいものにする
・浴室に浴室乾燥機を設置する

お客様にピッタリのご提案は、栃木セキスイハイムのファミエススタッフにお任せください。

洗面所の湿気・カビやにおいが気になる方は、こちらからお問い合わせください

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