建具・床・壁クロス
2024年4月15日 公開
Q.窓まわりのお手入れのポイントはありますか?
定期的にお手入れをして、キレイを保ちましょう。
風が強まる4~5月は、土ボコリや黄砂などで窓周りが汚れがち。日頃から窓を開けて換気をされている方は汚れに気づくこともできますが、ここ最近はエアコンや空気清浄機をお使いの方も多いはず。
雨の後は特に、ガラスやレールが驚くほど汚れていますから、意識してお掃除するようにしたいですね。
そこで今回は、窓の部分別のお手入れ方法やお手入れ時期の目安、知っていると便利な泥はね防止法をご紹介します。
ふだんのお手入れ
窓の外側にホコリや泥がこびりつくと、落とすのはひと苦労。でもお掃除をラクにするコツがあります。
①汚れはこびりつかないうちに、こまめに落とす。
②汚れは、雨の後に湿気で汚れがゆるんだときに落とす。
③体に負担をかけない便利な道具を利用する。
これだけで、窓掃除にかかる時間も労力もかなり違ってきます。
窓の部分別 お手入れ方法
サッシの掃除
①サッシレールにたまった土ボコリを取り除く
レールに土ボコリがたまるとサッシの開閉にも影響しますから、ガラス掃除の前に、まずレールを掃除しましょう。乾いたサッシブラシでかき出しながら掃除機で吸い取ります。黄砂は舞い上がりやすいので、室内に入らないようご注意を。
②取り切れない汚れはぬれ雑巾で拭き取ります
レールのスミにこびりついた汚れは、ぬらしたボロ布を巻き付けた割り箸などでこすり落とします(割り箸は、先を斜めに削ってから布を巻き付けるのがポイント)。水だけで落ちない場合は、住まいの洗剤を付けてこすり落とし、さらに水拭きします。
③サッシ枠も固く絞った雑巾でキレイに
風が吹いた後はガラスの縁にも土ボコリがたくさんたまります。まず、サッシブラシなどでそれを払い落とし、その後、固く絞った雑巾でサッシ枠全体を拭くようにしましょう。特に黒のサッシ枠は汚れが目立ちやすいのでご注意を。
窓ガラスの掃除
①ぬるま湯で絞った雑巾で拭きます
ガラスに付いた雨跡や泥はねは、洗剤を使わなくても水だけで十分キレイになります。ぬるま湯をつけてゆるめに絞った雑巾で、ざっと汚れを拭き取ってから、毛羽立ちしない布でから拭きして仕上げます。
②大きな窓の場合はスクイージーが便利
大きな窓は、スクイージー(ガラス用ワイパー)を使えばお掃除もラク。まず、スポンジや雑巾などでガラス全体をぬらしてから、ゴム部分をガラスにぴったり密着させ「上から下」へ。スクイージーの拭き跡が少しずつ重なるよう、「1」「2」「3」…の順に拭いていきます。
③ゴムの水気を拭き取りながら拭くのがコツ
スクイージーは、一度上から下へ拭いたら、ゴムをキレイに拭いて次へ進みます。こうするとガラスに水の筋が付かず、キレイに仕上がります。最後は、ガラスの縁に残った水気を雑巾で拭き取り完了。室内側を掃除するときは、下にタオルか新聞紙を敷きましょう。
サッシの建て付け調整
①サッシの傾きは戸車調整ネジで直します
窓を閉めた時、上か下にすき間ができる場合は、サッシが傾いている可能性があります。そんなときは、サッシ下部にある「戸車調整ネジ」(ネジが2つ以上ある場合は一番下のネジ)で直します。ネジを時計回りに回せばサッシが持ち上がり、逆に回せば下がります。
②錠が上下にずれていたら「錠本体」のネジで調整
錠(以下クレセント)とクレセント受けの高さが合わないときは、クレセント本体のネジをゆるめ(ゆるめるだけで絶対に外さない)、ちょうどよい位置に移動します。クレセントのネジが見えないタイプはカバー付きなので、カバーを外してネジを調整してください。
③錠が左右にずれていたら「錠受け」のネジで調整
クレセントとクレセント受けが横にずれているときは、「クレセント受け」のネジをゆるめて移動します。なお、ハイムの場合、ほとんどのタイプは「クレセント受け」で左右の調整をしますが、一部クレセント本体のネジで上下左右を調整するタイプもあります。
窓まわりのお手入れ時期の目安
サッシ・窓ガラスのお手入れ目安
週1回ハタキがけ、月1回お湯拭き。(春先は少しこまめに)
サッシレールのお手入れ目安
月1回ブラシで掃除。(春先は少しこまめに)
サッシ戸車のお手入れ目安
年1~2回可動部に潤滑剤を差す。
クレセントのお手入れ目安
年1~2回可動部に潤滑剤を差す。
こんなときはセキスイへ
年月が経ったサッシなどで思うように調整ができないときは、戸車が破損している可能性があります。
窓サッシ(特にペアガラスサッシ)は非常に重い建具ですので、そんなときは無理せずセキスイまでご相談ください。
知ってると便利!窓への泥はね防止法
掃き出し窓の下の地面が土のままだと、せっかく窓掃除をしても一度雨が降るとたちまち泥はねが...。
そんなときは、窓の下に砂利を敷けば雨がはねず、汚れを防ぐことができます。美しい化粧砂利、踏むとジャリジャリ音がする防犯砂利、またジョイント式樹脂パネルなども効果的ですから、お庭の雰囲気に合わせてお選びください。