サニタリー

2023年12月15日 公開

Q.トイレ掃除の基本と、におい対策を教えてください。

毎日トイレを気持ちよく使えるように、正しく掃除をして清潔を保ちましょう。

毎日使うトイレは、常に清潔にしておきたい場所です。しかし、念入りにトイレ掃除をする時間が取れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。正しいトイレ掃除の方法やにおい対策を実行できれば、毎日するのは簡単な掃除だけでキレイなトイレを保つことができます。
そこで今回は、トイレ掃除の方法と、におい対策・キレイを保つ方法をご紹介します。

トイレの汚れの原因・汚れがたまりやすい場所

トイレの汚れの種類は、大きく分けて5つあります。

1:黄ばみ汚れ

尿石が原因。飛び散って付着した尿に含まれるカルシウムが固まることによって、落ちにくい頑固な汚れになっています。

2:黒ずみ汚れ

衣服の着脱などによるホコリが便器に付着したものや、黄ばみ汚れにカビが入り込んでしまったものです。

3:ピンク汚れ

空気中にいるバクテリアが便器内で繁殖してできます。お風呂場にもよく発生する汚れです。

4:水垢汚れ

水に含まれるカルシウムなどから発生する水垢に、空気中のホコリが付着してできる汚れです。

5:におい

飛び散った排泄物が便器や床・壁など目視できない部分に残っていることや、配水管が汚れていることなどが原因で嫌なにおいが発生します。

トイレで特に汚れやすい場所は、尿が飛び散りがちな「便器の裏」と「便器のフチ裏」でしょう。便器と床の継ぎ目の部分も、汚れがたまりやすいです。
また「さぼったリング」と呼ばれる、トイレの水面の境界線も、黒ずみができやすいところです。こちらは必ずしもトイレ掃除をさぼったからつくものではなく、トイレタンク内の汚れが原因となっている場合も。タンク内にサビやカビがあれば、いくら便器の内側をキレイにしていても、さぼったリングができてしまうことがあるのです。

トイレ掃除の道具・洗剤

トイレの便器、床、壁、ドアを掃除するにあたって必要なものは以下の通りです。

・トイレ用中性洗剤
・クエン酸スプレー
・使い捨てのトイレ掃除用シートや古布、トイレットペーパーなど
・トイレ用ブラシ
・ゴム手袋

トイレ掃除用シートの中には、トイレに流せると書かれているものもありますが、シートを流した結果トイレが詰まってしまうという事故が多く発生しているため、なるべく流さずにポリ袋などに入れて捨てると良いでしょう。
また、トイレ用ブラシが不衛生な状態だとにおいの原因になってしまいます。トイレ用ブラシは消耗品として考え、定期的に取り替えましょう。

トイレ掃除の正しい手順

トイレ掃除はまず便器から、それ以外は高いところから低いところという順番で行います。

■ 便器
手順1:トイレ用中性洗剤をスプレーする

便器の内部に洗剤をスプレーして、数分置きます。

手順2:トイレ用ブラシでこする

便器のフチ裏やたまっている水の境界線など、隅々までしっかりこすり洗います。

手順3:フタや便器を上から下に向かって拭く

便器の内部を洗ったら、次はフタなどの周辺を拭いていきます。トイレ掃除用シートやトイレ用中性洗剤をスプレーした古布で、フタの外側→内側→便座の表→フチ→裏側→便器外周の順に拭いていきます。

手順4:便器と床の継ぎ目も拭く

飛び散った尿は便器の外側を伝って床に落ちます。最後は便器と床の継ぎ目も念入りに拭きましょう。

便器以外
■ 床

手前から奥にかけてまんべんなく、トイレ用掃除シートやトイレ用中性洗剤をスプレーした古布でホコリをかき取っていくように拭いていきます。最後は水拭きで仕上げましょう。

■ 壁

トイレ用掃除シートやトイレ用中性洗剤をつけた古布で、上から下に向かって拭いていきます。特に低い部分には飛び散り汚れが多くついているので、念入りに。最後は水拭きで仕上げましょう。
また、タイル壁以外は、洗剤を直接スプレーするのは壁が傷む原因になるのでNGです。

■ ドア

トイレ用掃除シートやトイレ用中性洗剤をつけた古布で、汚れの少ない廊下側→トイレ側の順に拭きます。トイレ側の低い部分は汚れがちなので重点的に。次にドア枠ですが、ドアを閉めていると換気扇でホコリを吸い上げられないため、予想以上に汚れてしまう部分です。まんべんなく全体を拭きましょう。また、ドアノブやカギも、皮脂で汚れたり細菌が付きやすい場所です。ここも丁寧に拭きましょう。

■ ウォシュレット

取扱説明書に従って、ノズルを引き出します。石化したノズルの汚れを、クエン酸の顆粒をつけた歯ブラシでこすり洗います。シャワー穴部分などの汚れ詰まりは、爪楊枝などで取り除きます。最後に全体をよくすすいで、乾かしてから格納してください。

■ 温水洗浄便座操作部

まず、クエン酸を溶かした水を吹き付けた古布でよく拭きます。次に、取扱説明書に従って操作部の裏から脱臭フィルターを外し、脱臭フィルターのホコリを歯ブラシでかき取り、もとに戻します。

■ 水受け

クエン酸を溶かした水を吹き付けた古布でよく拭きます。水受けや吐水口などに石化汚れがついている場合は、クエン酸を溶かした水をつけて汚れをやわらかくし、耐水のサンドペーパーで軽めにこすり落とすとキレイになります。

トイレのにおい対策&キレイに保つポイント

日ごろからにおい対策をすることでトイレを清潔に保ち、掃除も楽にできます。

流すときは便器のフタを閉める

便器のフタを閉めてから流すことで、菌やウイルスの飛び散りを防ぐことができます。

トイレ用消臭剤を置いてにおいを除去

トイレのにおいが気になる場合は、消臭剤を置いておきましょう。香りがするだけでなく、菌の抑制や除菌効果があるものがおすすめです。

掃除道具をすぐに取り出せる場所に置いておく

毎日の簡単掃除を習慣化したくても、掃除道具をしまい込んでいては結局面倒になってしまうかもしれません。トイレ用ブラシやアルコールスプレーだけでも、手に届く場所に置いておくと良いでしょう。

トイレの汚れ・においなどでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください


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