サニタリー
2023年10月15日 公開
Q.ウォシュレットで起こりがちなトラブルと、その対処方法を教えてください。
長年使い続けていると、水漏れや動作不良を起こすことがあります。
ウォシュレットが古くなってくると、水漏れや動作不良などいろいろな問題が起こってきます。特に水漏れは気づかないまま放置してしまうと床材の腐食や、水道代の高騰などにつながる恐れもあるため、できるだけ早めに気づくことが大切です。
そこで今回は、ウォシュレットで起こりがちなトラブルと対処方法、ウォシュレットの掃除方法をご紹介します。
ウォシュレットで起こりがちなトラブル・対処方法
ウォシュレットから水が出ない
水が出ない主な原因
・水量が通常より少ない設定になっている
・フィルターが汚れている
・ノズルに汚れがたまっている
・給水管から水漏れしている
電源がきちんと入っているのに水が出ない場合は、上記のようなことが原因の可能性があります。
トイレの掃除はしていても、給水フィルターやノズルの掃除は全然していないという方は、これらの部品に汚れがつまっているかもしれません。部品の掃除も行っていただくことをおすすめします。
掃除をしても水が出ないという場合は、水漏れや経年劣化による故障が原因の可能性があるため、下記の項目をチェックしてみてください。
ウォシュレットから水漏れ
ウォシュレットが原因の水漏れ
・給水管と止水栓の接続部分から水漏れ
・給水ホースからの水漏れ
・給水フィルターからの水漏れ
・水抜栓からの水漏れ
・ノズルからの水漏れ
ウォシュレットの水漏れといっても原因はそれぞれ異なります。接続部分や給水ホースからの水漏れは、新しいパッキンやホースに交換することで改善が可能です。
フィルターや水抜栓は掃除・パッキン交換などで改善することが可能ですが、ウォシュレットの方が古いものだと部品がすでに廃版になっている可能性も考えられます。この場合は、本体の交換が必要です。
ノズルからの水漏れは、ノズル単体を交換することで水漏れを止めることができます。ただしメーカーによっては単体の販売を行っていなかったり、フィルター同様、廃版になっている場合はウォシュレットごと交換する必要があります。
ウォシュレットが作動しない
ウォシュレットの一般的な耐用年数は7~10年といわれています。使用頻度にもよりますが長く使い続けているウォシュレットは、基盤が故障して突然動かなくなってしまうトラブルが起こります。
このような場合はメーカーへ修理を依頼すれば、基盤のみの修理を行ってくれる場合もありますが、古いウォシュレットはまた別の場所が故障する可能性もあります。
また、メーカーによっては古い型の部品をすでに製造していないこともあるため、交換対応となってしまう可能性があることにもご注意ください。
ウォシュレットの掃除方法
ウォシュレットの『ノズル』を掃除する方法
■準備するもの
・ゴム手袋
・トイレクリーナーペーパー
・歯ブラシ
・中性洗剤
■手順
1. ウォシュレットの洗浄モードに設定して、ノズルを引き出す。
※ノズル洗浄モードがないときは、ゴム手袋をした手でゆっくりノズルをひっぱり出す。
2. ノズルを引き出した状態で、電源プラグを抜いておく。
3. ノズルに中性洗剤やクエン酸水をかけて、歯ブラシで汚れを落とす。
4. 汚れが落ちたらトイレクリーナーシートで洗剤成分をきれいに拭き取る。
5. 電源プラグをコンセントに差し込む。
6. 試運転を行い、問題なければ掃除完了。
ウォシュレット『給水フィルター』を掃除する方法
■準備するもの
・歯ブラシ
・マイナスドライバー
■手順
1. 止水栓を閉めて、電源プラグを抜く。
2. 給水フィルターをマイナスドラーバーで反時計回りに回して取り外す。
3. フィルターを歯ブラシで水洗いし、汚れを取り除く。
4. フィルターをマイナスドライバーで時計周りに取り付ける。
5. 止水栓を開けて、電源プラグを差し込む。
※無理な掃除により、ウォシュレットの部品を破損しない様にご注意ください。