防災・防犯
2023年7月16日 公開
Q.台風の災害時やその後、どのような問い合わせが多いのでしょうか?
どんなトラブルが起こる可能性があるのかを知り、いざという時に慌てず対処しましょう。
普段の生活がごく当たり前のように過ごせていると、災害時のことはまた今度考えれば良いかなと先送りにしがちですよね。ただ年々、ゲリラ豪雨や落雷による被害の数は増えております。いざという時に慌てたり、後悔しないためにも、災害時の対処方法はできるだけ整理しておくことをおすすめします。
ぜひ、台風シーズン前に我が家の災害対策についてご家族皆様で確認・点検していただくことをおすすめします。
そこで今回は、台風シーズンに多いお問い合わせの内容をご紹介します。
目次
エコキュートに関するお問い合わせ
- 水抜き方法
- 断水時、断水解消後の操作方法
- 浴槽に溜まっている水を追い炊きしても大丈夫か
- エコキュート本体や室外機が水に浸かってしまったが、そのまま使用しても大丈夫か
知っておきたいこと
水抜き方法は日頃のお手入れにも役立ちます。その操作の際に、給水バルブを閉める操作も含まれていますので、断水時、断水解消時の操作にも役立ちます。
※詳細方法に関しては、各メーカーの取り扱い説明書(カタログ・HP内)をご参照ください。
断水中の追い炊きは、リモコンにエラー表示がでてしまい操作ができない状態が大半でした。
エコキュート本体や室外機が水に浸かってしまった場合は要注意です。漏電、火災の原因となってしまう恐れがあるそうです。
水まわりに関するお問い合わせ
- トイレタンクの水を使い切ってしまった
- トイレタンクへの給水はどのようにしたらよいのか
- キッチンなどの排水口から水が流れない・逆流してきている
知っておきたいこと
トイレタンク内の水切れの際は、タンク上の手洗いボールの穴から水を補充できます。手洗いボールがない場合は、タンク上の棚や中のフタを開けることで水の補充ができます。
水まわりの排水口から排水できない場合、敷地外の排水先(河川、側溝など)の水位が上がってしまったことで、排水できない、逆流してきているという現象が起きることがあります。その際は残念ながら、排水すること自体を控えていただくしか方法がありませんでした。
電気に関するお問い合わせ
- 停電時にどうしたらいいかわからない
- 空調設備や室外機に水が浸かってしまった
- 太陽光発電の非常用電源が使えない
- 蓄電池の操作方法がわからない
知っておきたいこと1
停電時は慌てずに、落ち着いて以下のことを確認してください。
- 近所も停電になっていないか確認。(電力会社HP内の停電情報でも確認できます)
- 管轄の電力会社への問い合わせ・確認。(ブレーカーテストのご案内に沿って、漏電の疑いの高い箇所を助言してくれます)
- 管轄の電力会社へ連絡が取れない場合は、①ご自身でブレーカーテストを行い、漏電箇所を特定する ②漏電箇所が判明したら、それ以外のブレーカーを上げて使用できるようにする。
- 弊社コールセンターや電気業者へ修理依頼する。
知っておきたいこと2
エコキュート同様、水に浸かってしまった設備は使用しない方が良いです。漏電、火災を起こす恐れがあるといわれています。
停電時に太陽光発電の「連携運転⇒自立運転」への切り替えをした場合、停電復旧後に「自立運転⇒連携運転」に戻さなければ、発電した電力を使うことも売ることもできなくなってしまうので忘れないようにしましょう。
蓄電池は仕様にもよりますが、モードやその切り替えが必要な場合があります。取扱説明書または各メーカーの動画を参考にしながら確認しましょう。
保険に関するお問い合わせ
- 自分が何の補償内容の保険に入っているか確認したい
- 保険適用(水災・落雷)になるのか知りたい
知っておきたいこと
意外と、ご自身の加入している保険の内容を知らない方が多いです。中には、ご加入していると思っていた補償内容に水災補償がなかった方も…。
築年数に関係なく今一度、補償内容の点検をしていただき、不足していた場合は追加のご加入をおすすめします。
長期優良住宅の認定を受けられたお客様へ
災害(台風・地震など)が発生した場合、臨時点検を実施し、その記録の保管が必要になります。これはお客様ご自身で行っていただくことになっております。
災害時以外でも計画的なメンテナンスや、維持保全の状況に関する記録の作成・保管が義務付けられております。
また、上記以外でも計画変更・所有者変更に関して、認定や承認が必要になりますのでご注意ください。