住まいの豆知識
2022年4月17日 公開
Q.引越すときに必要な手続きを教えてください。
引越し「前・当日・後」の手続きは計画的に行いましょう。
夢のマイホームを建てて引越しが決まったら、しなければならない手続きがたくさんあります。
今回は、引越しに必要な手続きを時期別にご紹介します。漏れがないようにチェックしながら行いましょう。
あわせて荷造りのコツもご紹介します。引越す直前に慌てないように、計画的に進めていきましょう。
引越し「前」に必要な手続き
■ 現住居の管理会社に退去の連絡
駐車場を借りている場合は、解約の連絡を忘れずにする。
■ 不用品を売る・処分
リサイクル業者もしくはフリマアプリを利用するのも手段。粗大ゴミの処分は専門業者に依頼。
■ 荷造りに必要な資材を手配
引越し会社に依頼、またはスーパーなどで段ボールをもらう。
■ 固定電話・携帯会社 インターネットの移転を手配
電話回線・プロバイダ事業者で手続き方法を確認。携帯会社への住所変更登録も。
■ 転出届・転校届
現住所のある役所で手続き(引越し14日前から受付)。転出証明書を準備・在学中の学校長に提出。
■ 印鑑登録の廃止
転出届を提出するときに印鑑登録の廃止申請と印鑑登録証の返還。現住所の役所に行き、印鑑登録証と廃止する印鑑が必要。
■ 国民健康保険の資格喪失届
国保に加入の場合、現住所の役場で資格喪失の手続き(引越し前後の14日以内)。保険証、印鑑、顔写真付き身分証明書が必要。(本人以外の手続きには、委任状と代理人の身分証明書)
■ その他住所移転に関する連絡
①ガス・電力・水道局 ②NHK・ケーブルテレビ ③郵便局の転送手続き ④携帯電話会社
引越し「当日」に必要な手続き
■ 現住居の明け渡し
管理会社の立ち会いが必要。
■ ガス・電気・水道の開通
ガスは開栓に立ち会いが必要なのであらかじめ連絡しておく。
引越し「後」に必要な手続き
■ 転居届・転入届・転入学届け
転出証明書・印鑑を準備し、新居のある役所で手続き(引越し日から14日以内)。在学証明書・転入学願いなどを準備し、役所もしくは学校で手続き。
■ 国民健康保険の住所変更、国民年金の住所変更(加入者のみ)
国民健康保険証・印鑑・国民年金手帳を準備し、新居のある役所で手続き(引越し日から14日以内)。
■ 印鑑登録
登録する印鑑・身分証明書を準備、新居のある役所で手続き(引越し日から14日以内)。
■ 運転免許証の住所変更
運転免許証・住民票・印鑑などを準備し、管轄の警察署・運転免許試験場で手続き。
■ 自動車の登録変更 車庫証明の発行
車庫証明、車検証、住民票、実印、車(バイク)を準備し、新居を管轄する陸運事務局で手続き(引越し日から14日以内)。
他にも、自動車やバイクを保有している方は車庫や駐車場の転入手続きを警察署に申告したり、ペットがいる場合は保健所に登録手続きをする必要があります。
地域によって手続きの方法が異なる場合もあるので、引越し前に確認をしておくようにしましょう。
引越しの荷造りは1か月前から余裕をもって
引越し直前に慌てないように、段取りの良いスケジュールを組んで、すぐに使わないものから順に荷造りを進めていきましょう。
荷造り前に準備する梱包材や引越しグッズ
・荷物に合った大きさの段ボール
・ガムテープ
・養生テープ
・新聞紙などの緩衝材
・油性ペン
・割れ物注意などのシール
荷造りの手順
①本や雑貨、シーズンオフの衣類など使わないものから荷造りを始める
②食器や衣類は1~2日分を残して荷造り
③2日前までに冷蔵庫の食材を使い切る
④開封済みの調味料や洗剤はビニール袋に入れて立てて段ボールへ
⑤洗濯機や冷凍庫は前日までにコンセントを抜き、水抜きする
⑥引越し当日の朝、すべてのものを段ボールに
また、荷造りをする際は、引越し先ですぐに必要になるものをまとめておくことも大切です。
以下のものはひとつにまとめておくと便利です。
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー
・バケツ、雑巾、お掃除セット
・ゴム手袋、軍手
・スリッパ
・ペン
・はさみ、カッター
・紙コップ、紙皿
・ガムテープ、ビニール紐
・工具箱
・ゴミ袋