健康

2022年3月17日 公開

Q.春によく耳にする黄砂とは?どんな影響があるのでしょうか?

黄砂によっておこる人体・生活への影響と、その対策方法をご紹介します。

暖かくなり気持ちのいい季節になってきましたね。散歩していると、かわいいお花をちらほらと見かけるようになってきました。そんな一方で、テレビで「黄砂」のニュースも見かけるように。春になるとよく耳にする黄砂ですが、黄砂について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、黄砂について紹介するとともに、すぐにできる対策方法もあわせてご紹介します。

黄砂とは?黄砂による被害や影響は?



■ 黄砂とは

黄砂は、中国大陸内陸部の砂漠地帯や黄土地帯の砂やちりが、偏西風によって運ばれ、日本をはじめとする広い範囲に降下する気象現象のことです。

■ 黄砂が飛散する時期は

実は黄砂は1年中飛散しています。ただし、日本で特に多くなるのは2月~5月。花粉のピークを迎える時期と重なります。黄砂の飛散は4月にピークを迎え、夏に降る雨で土壌が固められて、秋には最も黄砂が少なくなります。冬は黄砂の発生源である乾燥地域が雪に覆われることで黄砂が発生しにくくなります。黄砂は風の強さで飛散量が増減します。花粉とは違って夜に黄砂が飛散することもあるので注意しましょう。

■ 黄砂による被害、人体への影響

・日照が悪くなる 見通しが悪くなる
普段は青い空と明るい日差しのおかげでくっきりキレイに見える景色ですが、黄砂の多い日は、街全体が黄色く霞んでみえます。また、空中の黄砂のせいで太陽の光も遮られ、日照が悪くなります。

・洗濯物や車が汚れる
黄砂は空中に舞っているので、庭やバルコニーに干している洗濯物や布団、外に置いている車も砂で汚れます。特に洗濯物や布団は身体に密着するものですので、黄砂が多い日は室内干しをしたり、大物を選択するときはコインランドリーを利用するとよいでしょう。

・吸い込むと健康被害が出る恐れも
PM2.5とは、大気に浮遊する粒子の直径が2.5マイクロメートル以下の粒子状物質の総称です。黄砂もPM2.5ですが、そんな粒子の小さい黄砂を吸い込んでしまうと、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患やアレルギー症状、循環器疾患のリスクが上昇するといわれています。
また黄砂と一緒に、中国や韓国上空のガスや塵に含まれる有害物質や、カビや細菌といった微生物が付着して飛んでくることもあります。これも健康被害の原因になります。

すぐできる!黄砂対策をご紹介

1. 手洗い・うがい・洗顔もする

感染症予防によって手洗いうがいをする習慣がついた方は多いと思いますが、黄砂対策でも手洗いうがいは効果的です。
外出後はもちろん顔にも黄砂はついているので、一緒に洗顔も行うことで室内に黄砂を持ち込む確率が減ります。服や髪にもついているので、玄関に入る前に衣類用ブラシなどではたいて、できるだけ黄砂を落としましょう。

2. 外出時はマスク・メガネをする

外で黄砂を吸い込まないように、マスクをするのも効果的です。マスクはなるべく細かい粒子を通さないものを選びましょう。PM2.5を防ぐものがおすすめです。
また、黄砂が目に入らないように、メガネをかけるのも効果的でしょう。

3. 窓を開けた換気は最小限に 空気清浄機を使うのも!

窓を開けた換気は室内へ黄砂が入ってしまう原因に。黄砂の時期に換気をするときは、レースカーテンを閉めて数cm窓を開けて短時間の換気を。
空気清浄機を活用すれば、窓を開けなくても空気をキレイにすることができます。部屋干しするときに気になる生乾き臭も、脱臭効果の高い空気清浄機が軽減してくれます。

4. こまめに部屋の掃除をする

人の出入り口や、ドアや窓の開閉で多少の黄砂は室内に入ってしまうもの。入ってしまった黄砂は、掃除をして取り除きましょう。
掃除のポイントは時間帯です。朝一番に掃除機や雑巾がけをすると、夜のうちに床に落ちた黄砂を効率良く掃除することができます。網戸やエアコンのフィルターなどもあわせてキレイにしておくことも忘れないようにしましょう。

5. 黄砂の飛散状況をチェックする

ニュースをチェックする
毎年黄砂の時期になると、天気予報でも黄砂情報を見かけるかと思います。住んでいる地域の状態がわかりますので、テレビやネットの天気予報で、黄砂の状況をチェックしましょう。

気象庁の黄砂情報をチェックする
気象庁のホームぺージに詳しい黄砂の飛散状況をチェックできるぺージがあります。現在の黄砂の実況図はもちろん、数日先までの予測図まであり、とてもわかりやすいです。
 > 国土交通省 気象庁 黄砂情報


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